このセミナーを受講し、ぜひ日中シンクロをマスターしたいと思った。以下、ポイントを記す。
1.スピードライトの光の質がとても良い!
- 太陽光に近い演色性 よって色が非常に良く出る
- 閃光速度によって被写体を止めることができる
2.スピードライトのモードはTTLとM(マニュアル)の2つあるが、Mに落ち着く
- TTLのメリットは、簡単で大きな失敗はないこと。デメリットは背景の色や明るさ、被写体の色や明るさにバラツキが出ること。撮影モードP(プログラムモード)、ISO100で撮影すればよい。TTLで撮った後見て、明るさを調整するため(SB‐700では)SELボタンを押して調光補正する
- M(マニュアル)モードでは(カメラ側もMにする)、撮影者がストロボの発光量を決める。メリットは光量を固定するため光が安定していること。デメリットは操作がTTLよりも少し複雑なこと。Mの場合の設定は、シャッタースピード1/60秒、絞りF5.6、ISO100で始めればよい。背景の明るさはシャッタースピードで調整する(早いと暗く、遅いと明るくなる)
3.光源が小さいほど光が硬く、生っぽくなる=ストロボは光源が小さい
光源を柔らかくするためには光源の大きさと距離を大きくするしかないが、ストロボのままでは大きさは変わらないので、バウンスする(ex真上に照射する)ことで柔らかくするしかない。但し光量が3段分くらい落ちるので注意。室内では壁に照射できるが、外では何もないので傘を使用する。ダイソーで100円の乳白色の傘を売っているのでおすすめ
4.光の向きは、⓵色を表すには順光、②透明感を出すには逆光(物撮りは逆光)、③立体感を出すにはサイド光
5.作品の質を上げる日中シンクロ撮影(これができれば何でもできる。上田氏は8割が日中シンクロだという)
- モードはM、ISO100、絞りはイメージに合わせて、シャッターは速めに(但し1/200以下)
- まずはストロボなしで映して、シャッタースピード調整で背景の明るさを決める
- 被写体の明るさはストロボ光で調整する
- 絞りは被写体と背景の両方の明るさに影響する
6.自然風景やマクロでもストロボは使える。発色が良くなり、背景が落ちる。夜間、長時間露光中にテスト発光させて、近場の暗所を浮き上がらせることもできる